2023-05-27
文豪たちの怪談ライブ : 東雅夫 編
『文豪たちの怪談ライブ』 東雅夫 編
死の床にある泉鏡花が、夢と現のあいだを彷徨う意識の中、同好の仲間や友人と怪談を語らった日々を想う・・・
明治の末から昭和初頭にかけて、新聞・雑誌の紙上、個人の邸宅、料亭や吉原の座敷でと、あるいは密やかに、あるいは大がかりな趣向を凝らして様々に催された怪談イベント。そこには泉鏡花をはじめ柳田國男、喜多村緑郎、芥川龍之介、ジャーナリストに画家、歌舞伎役者・・・おばけずきな文化人たちが顔を揃え。
新聞、雑誌に掲載された記事や参加者たちの談話、著作などをもとに、当時の怪談会の模様を伝える時空を超えたリポート。同好の友が友を呼び、おばけずきの輪が広がっていく様は微笑ましくもある。
イベントを取り仕切る敏腕プロデューサー、話し上手に聞き上手、怪談を語るうちに怪談の当事者となって命を落とす人まで・・・
時には100人を超える人が集まって夜っぴて繰り広げられた怪談会。その賑わいと人いきれの中で、怪談の先に鏡花は何を見ていたのか、何を見たかったのか・・・と思うと、ちょっと仄暗い気持ちになる。

死の床にある泉鏡花が、夢と現のあいだを彷徨う意識の中、同好の仲間や友人と怪談を語らった日々を想う・・・
明治の末から昭和初頭にかけて、新聞・雑誌の紙上、個人の邸宅、料亭や吉原の座敷でと、あるいは密やかに、あるいは大がかりな趣向を凝らして様々に催された怪談イベント。そこには泉鏡花をはじめ柳田國男、喜多村緑郎、芥川龍之介、ジャーナリストに画家、歌舞伎役者・・・おばけずきな文化人たちが顔を揃え。
新聞、雑誌に掲載された記事や参加者たちの談話、著作などをもとに、当時の怪談会の模様を伝える時空を超えたリポート。同好の友が友を呼び、おばけずきの輪が広がっていく様は微笑ましくもある。
イベントを取り仕切る敏腕プロデューサー、話し上手に聞き上手、怪談を語るうちに怪談の当事者となって命を落とす人まで・・・
時には100人を超える人が集まって夜っぴて繰り広げられた怪談会。その賑わいと人いきれの中で、怪談の先に鏡花は何を見ていたのか、何を見たかったのか・・・と思うと、ちょっと仄暗い気持ちになる。
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