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2021-04-10

小説集 明智光秀

『小説集 明智光秀』

  『麒麟がくる』・・・先日ついに公式HPも閉鎖され、ブックマークしていた道三様=もっくんのインタビューページも撮影用セットの画像も消えてしまいました。寂しい。


 錚々たる作家たちがそれぞれの想像力と持ち味で描く謎多き戦国武将・明智光秀。収められた十二作品のうち光秀の八上城攻めを描いた二作品・・・新田次郎の「明智光秀の母」と岡本綺堂の「明智光秀」には異様な迫力がある。

 殊に、岡本綺堂の戯曲は、騙し討ちに討たれた波多野の妻や妹、また人質として囚われた光秀の母皐月、無念の思いを抱く女たちの恨みの一念凄まじく、攻め手の武将たちを怯ませるほどの女たちの鬼気迫るこの姿、舞台で観たらどれほど背筋を凍らせるだろうとブルブルする。

 あとの十編は『本能寺』前後を描いたもの。

 南條範夫の「光秀と二人の友」は、ふと、魔が通り過ぎるような感触。

 柴田錬三郎「本能寺」は短いスケッチのようなものながら、ほんのり伝奇の香り。

 山田風太郎「明智太閤」は、光秀が天下をとり太閤となった『本能寺』後のパラレルもの?だが、山田風太郎が語るのだから、ただの光秀生存IFではないだろう、どんな意想外のオチが待っているのか?! とページを繰る手ももどかしく読んだのだが・・・。まさか、そのオチとは。一周回って予想を裏切られてしまった。



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