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2007-02-28

家守綺譚 : 梨木香歩

 亡くなった友人の屋敷の家守をしながら暮らす、どこかぼうっとした文筆家の綿貫。生い茂る草木と山裾の疎水からの水が流れ込む池のある庭、座敷を囲む縁側、ひんやりとした土間、小川の魚を狙う鷺が描かれた床の間の掛け軸・・・。お話の舞台としては、ゴシックなお城よりも、贅を尽くした洋館よりも、こんな純和風なお屋敷に私は弱いのです。

 四季折々に屋敷を彩る花、屋敷には時折河童や小鬼、花の化身・・・その他いろいろ正体のわからないものたちが訪れる。亡くなったはずの親友も掛け軸の絵の中から気まぐれに現れる。

 綿貫は家守をしながら、“そんなこともあるものなのだな・・・”と屋敷を訪れる不思議たちの中に身を置く。

 それぞれに植物の名前のついた掌編からなる美しいお話です。手元に置いておくとそれだけで“ほうっ”とする一冊ですね。

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theme : 読書メモ
genre : 本・雑誌

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