2013-12-22

ひらひら 国芳一門浮世譚 : 岡田屋鉄蔵

『ひらひら  国芳一門浮世譚』 岡田屋鉄蔵

 武者絵で一世を風靡した歌川国芳一門の浮世日記というか、これは・・・ちょんまげ色男たちの豪華グラビア! 藤太郎兄さん(歌川芳藤)の、丸眼鏡の奥の切れ長の眼差しから放たれる色気がヤバい。国芳のパトロン・遠州屋佐吉さんのタレ気味の三白眼に厚みのある唇なんて、何かもう凄いくらいの・・・。

 身投げしたところを国芳に拾われた若者~五歳の年から十五年間を父の仇討だけに費やして、人間らしいことを何一つ味わうことなく過ごしてきた田坂伝八郎の話が軸になる。過去に脅かされ、どこか虚無的だった伝八が、師匠、兄弟子、姉弟子、おかみさんたちに見守られ、浮世のすべてを糧にして絵を描く、「芳」の字を背負う絵師になるまで。

 国芳が懐に入れた伝八は何やら謎の過去を背負った不器用者。シリアスなお話でもあるはずなんだが、とにかく師匠・国芳をはじめ一門の男前たちがよってたかって、伝ちゃん可愛いや、わっしょいわっしょいなんである。微笑ましいことこの上ない。


 続編はあるのかないのか・・・ 一門の他のキャラクターを中心にしたお話もあったらいいなと思う。




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「ひらひら 国芳一門浮世譚」 岡田屋 鉄蔵

江戸時代活躍した絵師、国芳一門の姿を描いた「ひらひら 国芳一門浮世譚」を読みました。江戸の「粋」が伝わってくる絵とストーリーに惚れ惚れ。 こんなに濃厚に、江戸文化の香りが絵から漂ってくる作品は、杉浦日向子さんの「百日紅 (上) (ちくま文庫)」以来かもしれない。 「ひらひら 国芳一門浮世譚」物語 国芳一門に加わった、伝八(のちの芳伝)を通して国芳たちの生き様と、伝八の秘...

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