2007-01-10

幻覚カプセル-絶望居士のためのコント : いとうせいこう

 登場人物の一人が必ず「絶望居士」と指定されたコント。場によってどの役が「絶望居士」となるかは流動的。

 悪への渇望が萎え、良いことをしたい欲求を押さえられなくなった悪魔。

 せっかく霊能者に呼び出してもらった父親の霊(生前は頑固な物理学者)に、“霊魂なんて実在しない。科学的に説明しろ”とごねられる息子。

 せっかく訪ねて来てくれ、奇跡をおこしてくれた神様を殺してしまった(かもしれない)男。

 コントの内容を言葉で説明するなんてナンセンスだな。なにがどうなって絶望的な状況が生まれているのか、それは是非読んでもらいたい。といってももう、一般書店では多分売ってないけど。

 当人たちにとっては展開が行き詰ってしまった絶望的な状況も、距離をおいてみればナンセンスなコント。絶望を笑う視点・・・といえばこれは「解体屋」と共通する要素を持ったものか?

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