2011-05-25

浄土 : 町田康

『浄土』 町田康

 悪いこと続きで精神が危機的状態にあり、占い師にすがった挙句、占い師に予言された不吉なものを見てしまう男(「犬死」)

 町会費を六ヵ月分滞納するほどに超然としていたが為に、俗物的に心の捻じ曲がった町内の皆からつまはじきにされ、たばかられ、一人でどぶの中に佇む男の悲憤。(「どぶさらえ」)

 俺は俺であるということで既に素晴らしい。(「あぱぱ踊り」)

 『闇に向かっておもうさま本音を言ってこましたろうと思ったが、何も思いつかなかった。』(「本音街」)

 信じられないほど卑怯かつ狡猾かつぼんくらな男と、ありえないほど心が捻じ曲がった男と、その上司と同僚と・・・そんな職場で働く女。(「自分の群像」)


 どんなにはっきりと現実を捕らえていても、はたまた現実に背を向けた超現実の中に閉じこもっても・・・皆、駄目じゃん。駄目なんじゃん。

 無力感というか、虚脱感というか、疎外感というか・・・そんなものにとりつかれる。結局、孤独・・・なのか。

 ・・・私ゃ最近口を開けば孤独孤独ばっかり言ってて、もうちょっと開けた心持ちになれないもんかと、自分に言ってやりたいような気もするが。




FC2 Blog Ranking
スポンサーサイト

theme : 読書メモ
genre : 本・雑誌

tag : 町田康

comment

管理者にだけメッセージを送る

プロフィール

やぶからねこ

Author:やぶからねこ

FC2ブログランキング

FC2ブログランキング

ブログランキング
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村 漫画ブログへ
カテゴリー
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
検索フォーム
カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
魂に喰い込んでます
月別アーカイブ
Powered By FC2ブログ

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ