2011-05-18

アイスクリン強し : 畠中恵

『アイスクリン強し』 畠中恵

 明治半ば。居留地育ちの西洋菓子店「風琴屋」店主・皆川真次郎とその友人~元旗本の若様で「若様組」を名乗る巡査たちに差出人不明の手紙が届く。『差出人が誰であるかを推測し、その一番に欲するものを持参せよ。』 手紙の到着と相前後して、様々な騒動が、真次郎と「若様組」の面々を襲う。

 ストーリーにはどこを目指しているのかわからない、何だかうまくスカされたようなモヤッと感というか、フワッと感が漂うのだが、真次郎や「若様組」の面々の爽やかでしたたかな漢ぶりの良さで何とか読める。(いや、キャラクターの良さというよりも、「若様組」というネーミングの良さで読んだ・・・と言えるかも。)

 ところで、真次郎や「若様組」の長瀬がよく見せる、口元をかすかに歪めたり、片眉や口の端をくいっと上げる表情は、女子には(一部の?)かなり魅力的なんだけども、あまり安売りすると価値が下がりますよ。

 ああ、それから・・・もひとつ残念なのは、お菓子が印象に残らないってことかなぁ。西洋菓子屋が主人公で、各章のタイトルにはお菓子の名前がつけられてるのというのに・・・“お、お、お、美味しそ~”と思わせる描写がない。ああ、香り良く、甘~い、文明開化の魅惑の西洋菓子をもっと堪能したい。




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