2011-04-30

書林逍遙 : 久世光彦

『書林逍遙』 久世光彦

 『美の死―ぼくの感傷的読書』にしても、『花迷宮』にしても、久世光彦氏の語る読書体験は、幼い日の記憶、青年の繊細であったり怪物的であったりする自意識、時代の空気、幻視の光景などといったものたちと、夢とも現ともつかないほど分かちがたく絡まって、疼くように熱っぽい。

 失われていく時代への郷愁、美しさへの憧憬、少年の心にしまわれた後ろめたさと羞恥、死の匂い。

 じくじくと、甘い匂いと痛みの混ざった感傷にずぶずぶ巻き込まれて、生暖かい涙を流してみたくなる・・・不思議な心持ち。

  

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theme : 読書メモ
genre : 本・雑誌

tag : 久世光彦 読書

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