2006-12-13

屈辱ポンチ : 町田康

 町田康の小説を読むと、どうも複雑なというか嫌~な気分に落ち込んでしまう。

 作品がつまらないわけじゃない、むしろ面白い。でも・・・

 巻末の解説の冒頭に「町田康の小説は面白い。」と書いてあるのを見つけると、“う、う~~~ん~~~”と唸ってしまうのだ。

 もちろん解説者が“きゃはは♪”と無邪気に笑える類の面白さのことを言っている訳じゃないのは分かるし、その解説者がおっしゃる「いざというときになると、普通に社会で生きる価値観や感覚なんて何ほどのものでもなくなって、人間には文学が迫上がってくる」ということも何とはなく理解できる。

 でもね・・・やっぱり困るし、迷惑なのだ。

 社会から一度転落したら、そこにはブンガク的な現実が口を開けているとしよう。それでも、にっちもさっちもいかなくなって、そのブンガク的現実に直面させられるまでは、社会人根性まるだしで何事もなく暮らしたいと思う私にとっては、迷惑なのだ。

 考えることは理路整然としているものの、行動は無軌道な男が家中を汚物で一杯にし、人に暴言を吐きまくり、殴る蹴るどつく、殴られる蹴られるどつかれる、そこに猿や謎の肉食昆虫まで登場して、十重二十重にクンズホグレツ、阿鼻叫喚の坩堝というのは・・・迷惑なのだ。

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