2010-02-17

短歌という爆弾 : 穂村弘

 大槻ケンヂは、『のほほん人間革命』「『大槻ケンヂ』という、世俗のアカにまみれた希薄な精神を内包する肉塊を、~略~ 全く別の存在へと変化させてやりたい。」と言い、穂村弘は本書で「世界と自分とを決定的に変えられるような何かはどこに隠れているんだろう。」と言う。

 その、止むに止まれる心の要求を突きつけられて、私は打ちのめられてしまう。

 世界を一変させるために、大槻ケンヂは幻覚サボテンを食い、下着パブでウハウハし、浮遊カプセルにプカプカし、穂村弘は短歌という爆弾を手にする。そうして、彼らは世界の扉を開く鍵、世界を覆す武器への道を自分の身体で進みながら、後に続く者たちにその在り処への痕跡を残す。

 でも、私は世界を変えるアイテムを手に入れられなくて困っているのではない。爆弾製造の動機~「変わりたい」「世界を覆したい」と願う心の強度が私には無い。

 「我々は『大過なく生き延びるため』にこの世に生まれて来たわけではない。」という穂村氏の言葉に、“え? そうなの?”と私は本気で驚いてしまった。私には爆弾を作らなければいけない動機が無い。

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