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2009-12-05

近代日本と「忠臣蔵」幻想 : 宮澤誠一

『近代日本と「忠臣蔵」幻想』 宮澤誠一

 明治以降の日本近代社会において「忠臣蔵」はどのように捉えられ、語られ、扱われてきたか。文芸・評論・講談・演劇・映画・教科書・史学等、国内、海外の各分野にわたって書かれた「忠臣蔵」関連の書物を紹介し、それぞれの著者、作者の思惑、思想的な傾向、立場およびそれぞれの著作、作品の中で新たに示された視点やその功績を述べていく。

 明治維新・文明開化~自由民権運動期~日清・日露戦争前後~大正デモクラシー~日中・太平洋戦争~戦後の各時代、色々な立場の色々な人物が、それぞれの思惑、思想、ファンタジーを仮託し、またそれらを限りなく飲み込んでいった「忠臣蔵」。

 もっと日本近代史を勉強してから読むべきだった。それぞれの作品、論評が生まれた背景にある社会情勢について、どうもピンとこないところがあったのは完全に私の勉強不足。反省。しかし、本書の内容自体に不満が無いわけでもない。200ページ超にわたって書かれていたことは、結局、巻末につけられた表「近代『忠臣蔵』の系譜」に数ページの解説を加えれば良い内容であるような気もする。人が幻想を託し、それを引き受けてきた「忠臣蔵」って何なのか。そこんとこにもっと踏み込んだものを読みたいなぁ。

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theme : 読書メモ
genre : 本・雑誌

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