2009-11-14

耽美主義 : 本仁戻

~ 美。 最高にして至上のもの。 ~

『ヴィスコンティの映画のように』
 美に絶望し美を捨てた作家・宝条紫乃と、作家の美を崇拝する青年。

『ロマンティック』
 刹那的で破滅的な若き子爵と、美しいドイツ人執事。

『浄められた夜』
 罪に裏打された愛を抱きあう義兄と義弟。

 善悪も、生死も、愛も憎しみも超えて、ただ美しいものを渇望し、美に耽り、蹂躙され、美しいものに捧げられることを望むもの。

 「耽美主義」・・・あとがきには、「この人きっと中二病なんだわ」とでも思ってくれと書かれているけど、このタイトルで通す気迫に寄り切られそうです。

 しかし、私としては、完全に美の彼岸にイッっちゃった耽美主義者よりも、一線を越えられない臆病者の方が愛しいのです。

 だから、子爵の「皆殺しだ!」も素敵ですが、美を求めて美を得られず、美を捨てて美につきまとわれる、下半身の偽悪者・紫乃さんがイイのです。

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