2009-02-07

花宵道中 : 宮木あや子

  『間夫がなければ女郎は暗闇』だけど、間夫があってもやっぱり暗闇 ~ 吉原女郎の悲しい恋を描いた、第5回「女による女のためのR-18文学賞」大賞受賞作+それにつらなる短編連作。

 吉原が舞台になってはいるけど、花魁言葉や吉原のしきたり、花魁道中なんかはもうすたれてしまっている時代、しかも、あまり格式にうるさくない小見世の女郎たちの話ということで、所謂(幻想だとしても)吉原情緒をふりまくっていう趣の“ザ・吉原の遊女”の物語という感じではなくて、割と普通にいる市井の女の子 ~ 幸運とは言えない境遇の中で、身を売るしかない生活をしているとは言え ~ の恋物語。

 町の女の子と何も変わらないのに~女同士のおしゃべりも、恋する気持ちも~女郎という境遇が冷たく、ぎりぎりと彼女たちを縛る。それでも尚、燃え上がろうとする情。

 ・・・恋物語としては分かるんだけど、では官能的かというと、個人的にはちょっとツボ違い。私の場合はどこかで幸福感・充足感が感じられるものじゃないと辛い。愛しいと思う気持ちはあっても、不安や寂しさを抱えながらの情事はどうもイカン。

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