2008-12-17

おぼろ探偵帖 : 山田章博

 『いかにも俺は化け物の先遣(さきやり)夜雀だよ』

 1999年12月26日初版発行。この季節にはちょっと不似合いな、納涼テイストな漫画です。

 怪しげな稼業の不細工な爺とそのアシスタントで一筋縄じゃいかない美少女。そんな人間離れした二人に心ならずも巻き込まれちゃってる化け物の先遣・夜雀 ~ 「紅色魔術探偵団」と似たような三人組がどったんばったんやってる内に事件が一つ解決してしまう、ナンセンスと言えばナンセンスなお話。(「紅色~」はどこか大陸的なお話。「おぼろ~」は和風、明治の東京が舞台です。)

 何と言っても「キモノ」が美しい。それを眺めるだけで大変満足。大胆で洒落たデザインの着物を粋に着流した夜雀。日本髪の姐さん方の奇麗に抜けた衣紋、ゆるりと結んだ帯、流れるような姿態。

 そういう、うっとりな着物姿が、“江戸の面影残る明治の東京”なんていう見た事もない幻のくせに懐かしくもあるような景色の中に描かれる。

 夜の川風、その辺に蹲ってる正体不明のもの・・・そんな風情を眺めて、感じて、楽しむ。これは怪談だから、夏の蒸し暑い夜に読めば良かった。

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