2007-12-15
愛すべき娘たち : よしながふみ
母娘の関係、男女の関係、学生時代を共に過ごした同性の友達との関係・・・そこにある女性達の素直な感情。
母娘の関係ではそれなりに苦労したなぁと思っている私としては、収録されてる5話の話の中でも、つい母娘の話に自分の体験をダブらせて読んでしまう。理解はしてるけど、許せないこと。許しているけれど、愛しているとは言えないこと・・・。
『母というものは 要するに 一人の不完全な 女の事なんだ』-ということには、ある程度の年齢になれば気付くのだけど、それに気付いたところで、それまでの長い「『絶対的な母』と『娘』」という関係の中で、自分の心身に染み付き育っていったものは中々変わるもんじゃない。その上で、これからは『不完全な女同士』のつきあいをしていかなきゃいけないんだ・・・。
・・・と、つい母娘関係の話になると熱くなっちゃいますが、それ以外のエピソードもみんなどこか身に覚えのある話。その時々に感じた自分の気持ちを再確認するようで、少しくすぐったいような、落ち着かないような気分になる。ただ、“あの頃の気持ち”を思い出して涙を流すほどには、もう私の気持ちはウェットではないというか・・・開放されてるというか・・・。
しかし、自分の個人的な体験と思っていることも、こうしてマンガのネタ(と言っては乱暴か?)になるほど普遍的なことなんだなぁ・・・と、そのことがちょっと衝撃的。
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母娘の関係ではそれなりに苦労したなぁと思っている私としては、収録されてる5話の話の中でも、つい母娘の話に自分の体験をダブらせて読んでしまう。理解はしてるけど、許せないこと。許しているけれど、愛しているとは言えないこと・・・。
『母というものは 要するに 一人の不完全な 女の事なんだ』-ということには、ある程度の年齢になれば気付くのだけど、それに気付いたところで、それまでの長い「『絶対的な母』と『娘』」という関係の中で、自分の心身に染み付き育っていったものは中々変わるもんじゃない。その上で、これからは『不完全な女同士』のつきあいをしていかなきゃいけないんだ・・・。
・・・と、つい母娘関係の話になると熱くなっちゃいますが、それ以外のエピソードもみんなどこか身に覚えのある話。その時々に感じた自分の気持ちを再確認するようで、少しくすぐったいような、落ち着かないような気分になる。ただ、“あの頃の気持ち”を思い出して涙を流すほどには、もう私の気持ちはウェットではないというか・・・開放されてるというか・・・。
しかし、自分の個人的な体験と思っていることも、こうしてマンガのネタ(と言っては乱暴か?)になるほど普遍的なことなんだなぁ・・・と、そのことがちょっと衝撃的。
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