2007-12-12

忠臣蔵傑作コレクション〈異伝篇〉  : 縄田一男編

 「忠臣蔵」と聞くと血沸き肉踊ってしまうのである。

 この度読んだのは「異伝篇」の名のとおり一風変わった「忠臣蔵」。目次に並ぶ星新一・山田風太郎・戸板康二・岡本綺堂・南條範夫・・・という名前を見るだけで興奮してしまう。

 勅使饗応役の大名に散々意地悪された吉良が、松の廊下で刃傷に及ぶ?という正統派パロディもの、タイムトラベル?もの、吉良生存説、「仮名手本忠臣蔵」にからめたもの、歴史秘話・・・様々な趣向が楽しめる。

 中でも、赤穂城で主の切腹、お家断絶を告げる城代家老の悲痛な言葉に、人知れずにこりと笑う一人の家臣・・・星新一「薬草の栽培法」はまさに異色の肌触り。

 もう一つ、松の廊下の事件から一年後、密かに計画されていたもう一つの「仇討ち」・・・ある人物の謀で無惨にも闇に葬られたその仇討ちの顛末と、大石率いる赤穂浪士の華々しい討ち入り・・・山田風太郎「盗作忠臣蔵」は言うなれば異形の忠臣蔵。息を呑む迫力で迫ってくる。

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