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2006-08-11

自殺されちゃった僕 : 吉永嘉明

 「あっちの世界に行ってしまった人」に興味が持てない。自分だけの世界に行ってしまった人に共感のしようがないし、彼らだって人の共感などにはあまり興味がないから行ってしまったのかもしれないし。一方「あちらの世界に行きたいのに、行くことができずにじたばたしている人」には気持ちを動かされることがある。

 ねこぢる、青山正明氏、妻である巽早紀氏・・・友、兄のようにも思う先輩、最愛の人をたてつづけて自殺で失った吉永氏の手記。青山氏、巽氏、吉永氏はともに編集者・ライターであったそうだが、私は彼らの作品についてはいくつかタイトルのみ知っているという程度で触れたことがない。ねこぢるについても同様。いずれも私からは随分遠い人たちだった。人とは違う感性を自負し、人との関わりに関してはある意味不器用で(うまい言葉がみつからない。人との関わりの中での自分より、自分だけが見ている自分に重きを置いた人とでも言うか)しかも自分の望むままに自ら命を絶ってしまった人たち(あくまでも本手記からの印象・青山氏の場合は多少事情が違うようだが)に私は何の共感も持ちようがない。ただ酷い苦しみを味わいながらこちら側に残る決意をした吉永氏には何かしら気持ちが動く(決して共感ではないのだが)。

 2004年に発表された手記に大幅な加筆・訂正をして出版されたものらしいが、文章はところどころ壊れている。

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theme : 読書メモ
genre : 本・雑誌

comment

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あっちの世界

やぶからねこさん
時として、命が持ち物のひとつにすぎない、そういう局面があります。
結果として「あっちの世界」を選ぶ、そういう選択があって、自爆テロも自己犠牲も、ぼくたちに、いつでも生き残った人たちに、課題を投げかけているように感じられます。

リンクしました。不都合があったら言ってください。

Mさん
命を捨てた人が何を考え、何をしたくてそうしたにしても、その後、考えることができるのはこっちがわの人だけなのですよね。

TBしていただいたのでしょうか?(違うかな?)
このブログ、TBを承認制にしているわけではないのですが、うまくTBが反映されていないことがあるらしいのです。もしTBうまくいっていないようなら、再度送信してみて下さい。

やぶからねこさん。
リンクしただけです。新着記事がわかる仕組みにしています。たぶんTBは、「言及リンクを含まないトラックバック制限」をしているのではないでしょうか。

やぶからねこさんの感想はいいですね。

Mさん
ご指摘ありがとうございます。ブログの設定を色々変えてみました。

実はこのブログにUPしている記事は、別に開設している日記ブログの中から、本に関することを抜き出して多少書き直したものです。

非常にゆっくりしたペースでの更新ですが、これからもどうぞよろしくお願いします。
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