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2019-05-25

高杉晋作を歩く : 一坂太郎/吉岡一生

『高杉晋作を歩く』 著:一坂太郎/写真:吉岡一生

 萩、江戸、京都、下関、山口、長府、長崎、小倉・・・晋作ゆかりの地に彼の足跡、痕跡をたどる。目に見える景色の先に歴史の一場面を思い、晋作の姿を偲ぶ。

 各地の観光施設や名物、土産物なんかの紹介もついていて、思ったより旅行ガイドブック色が強かった。もう少し史料的な要素も期待していたんだけどな。江戸藩邸にいたころの行動範囲とか、試撃行の足取りなんかを詳細に追ってくれると嬉しかったな。

 晋作好きとしては何度歩いても楽しい萩、下関、長府。まだ行ったことのない絵堂、太田にもぜひ足を運びたい。山口市内、湯田温泉近辺にもこれまでスルーしてしまっていた奇兵隊ゆかりの場所があるらしい・・・今度ゆっくり回らねば。また梅が咲く頃に東行庵に行けないものか。ページをめくりながら、以前旅したときに見た風景や、まだ未定の旅の計画がふわふわと頭のまわりに漂います。

 あと、本書にも写真が載ってる晋作がうのに贈ったっていう長崎土産のハンドバッグ! これ東行記念館に展示されてるのを見たけど(レプリカだったけど)、すっごく可愛かった! 晋作のプレゼント選びのセンス! 花柄を織り出したビロード地の丸っこいがま口バッグ。これ復刻されたら絶対買う!



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genre : 本・雑誌

tag : 高杉晋作

2019-05-11

つぎはぎ仏教入門 再読 : 呉智英

『つぎはぎ仏教入門』 呉智英

 もう何度か書いていることだけども、若い頃に読んだ岡野玲子さんのマンガ『ファンシイダンス』や、独特のスタイルで仏教を実践するみうらじゅんさんのおかげで、仏教にうっすらと興味を持ち続けている。

 今はのほほんと暮らしている私だけど、いつかどうしようもない苦しみを抱える時が来るだろう。その時にもしも宗教的な何かにすがるとしたら、それは仏教に近いものかもしれないなぁ・・・とか思っている。
 
 なので、時々仏教についての本を読みたくなる。この本は何年か前に読んでいるのだけれど、再読。

 宗祖・釈迦が説いた最初の姿からは時を経るごとに大きく変容し、広まり、受容されていった仏教の現状、諸問題を、歴史や、他の宗教、思想、社会に関する知識を「つぎはぎ」しながら語る。

 一度読んでるからってこともあるのかもしれないけれど、とても読みやすく、わかりやすい。わかりやすい・・・ということは、沢山の複雑で難解な情報を著者が充分にかみ砕いて提示してくれている、ということだけども、かみ砕く段階で、当然著者による情報の解釈、取捨選択はされてるわけだよね。それってこの本に限ったことではないんだけれども、あんまり読みやすいんで、逆にというかなんというか、そういうとこが気になるっちゃ気になった。

 日本の仏教の現状って、解説書や謎解き本、二次創作の類が「原作」になりかわって広まっちゃってるっていうことなのかな。

 それぞれに「原作」である仏教に触れたひとたちの熱い想いで作られたものであっただろうし、二次創作を愛し、必要とするユーザーも大勢いたのだろうけど、ユーザーに迎合した、もしくは自分の願望をぶちこみすぎた二次創作を作りつづけ、さらには商業(もしくは政治)ベースにのっかった結果、原作とはかけ離れたものになった上にクオリティも低下し、それを求める人も、原作の素晴らしさを知る人も今となってはもう・・・というような。  
 



 

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