FC2ブログ
2018-09-22

髑髏検校 : 横溝正史

『髑髏検校』 横溝正史

 この横溝正史の手による和製ドラキュラ小説、歌舞伎化を想定して書かれたか、ないしは歌舞伎の舞台を頭の中に描きながら書かれたか・・・。まるで読む歌舞伎といった趣の伝奇時代モノ。 歌舞伎座で花形役者の競演を観ているような気分でとってもワクワク、夢のひと時を過ごしました。

 文化八年正月、房州で揚がった鯨の腹から瓶詰の書物が現れる発端から、長崎留学中の蘭学生・鬼頭朱之助が西海の孤島で体験した髑髏検校の怪異を語る序幕。やがて江戸に姿を現わした髑髏検校が巻き起こす凄惨な事件の数々と、それを阻止せんとする鳥居蘭渓と三人の美剣士たち。読みながらず~っと配役考えてました。

 美しき吸血鬼・髑髏検校は幸四郎さん、その眷属・松虫、鈴虫の上臈二人は七之助さんに児太郎さん。髑髏検校の餌食となる美女たち~将軍家斉の姫君・陽炎姫は梅枝さん、その腰元・琴絵は尾上右近くん。ヴァン・ヘルシング役鳥居蘭渓に芝翫さん、三人の美剣士~蘭渓次男・前髪の美少年縫之助に隼人くん、陽炎姫の恋人にして外房州鯨奉行所勤番の秋月数馬は松也さんかな~、琴絵ちゃんの許婚・朱之助は勘九郎さん。縫之助の幼馴染・小夜ちゃんに米吉くん、髑髏検校一味となる狂気の鳥居家長男・座敷牢に囚われの大膳は獅童さんか。あ、亀鶴さんもいいなぁ~。髑髏検校の眷属となった陽炎姫に取り殺される歌舞伎役者・中村富五郎は必然的に検校と一人二役だね。

 と、まぁ・・・随分楽しみながら考えたのだけど・・・。又五郎さんの蘭渓に歌昇さんの数馬ってのも見てみたいし、陽炎姫は後の姿を考えれば猿之助さんでもいいかもしれない。染五郎くんがもうちょっと大人びてくれば縫之助が似合いそうだし、巳之助くんの大膳も捨てがたい。いやまて! 菊之助さんの髑髏検校に菊五郎さんの蘭渓ってのもォォ!

 これ、八月の納涼歌舞伎とかでやってくれないかなぁ。 



FC2 Blog Ranking
スポンサーサイト



theme : 読書メモ
genre : 本・雑誌

2018-09-08

きみに贈る本

『きみに贈る本』

 ここ数年でとみに感じるようになったんだけど、面白い本を探して読むための気力、体力の衰えがひどい。何より、当たりを引き当てる勘がすっかり鈍っている。と、いうわけで一旦、人のオススメに頼ってみようと思って。

 中村文則、佐川光晴、山崎ナオコーラ、窪三澄、朝井リョウ、円城塔。6人の作家がそれぞれ10冊の本を紹介。1作品あたり38文字×30行ほどの短い紹介文に、ご自身の人生の中に何らかの跡を残している作品への想いが凝縮されて、とりあげられたそれぞれの作品がキラキラと光って見える。

 紹介者の言葉や感想にひきずられないように、気になったものはとりあえずタイトルだけ控えておいて、ここに書かれていることを忘れて、このキラキラが薄れてきたころに読んでみようと思う。

 作品へのアプローチの仕方、読むときの視点をどこに置くかという側面から10作品を選んだ円城塔氏。電子書籍で読む『陰翳礼讃』。谷崎がそれを見たら・・・という一文、なるほど。




FC2 Blog Ranking

theme : 読書メモ
genre : 本・雑誌

プロフィール

やぶからねこ

Author:やぶからねこ

FC2ブログランキング

FC2ブログランキング

ブログランキング
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村 漫画ブログへ
カテゴリー
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
検索フォーム
カレンダー
08 | 2018/09 | 10
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
魂に喰い込んでます
月別アーカイブ
Powered By FC2ブログ

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ