2010-09-18

宗次郎 : 義澄了

 義澄了作品をコンプリートしたい一心で買ったのだけど、新撰組には大して興味も思い入れも無いのであった。近藤・土方・沖田以外は、名前もろくにわかりゃしねぇ(苦笑)。

 試衛館の猛者たちのドタバタと騒がしくも、ちょっとしんみりさせる一時を描いた掌編4編と、中岡慎太郎から竜馬への密書を持って2人の若者が京の町を走る『志士走る』。話の筋というほどのものは無く、幕末の若者たちへの愛と思い入れありきのお遊びといったところか・・・。

 こういうお遊びにのっかるには、キャラクターへの思い入れをどこか作者と共有できていないとキビシイ。こと新撰組に関しては、私は完全に置いてけぼりである。

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2010-09-15

以蔵の夏 : 義澄了

 幕末を彩る人物たちの中で、どうしても汚れたイメージと暗い影がつきまとう岡田以蔵。でも以蔵の愚直さを愛する作者は、何とか彼に穏やかな時間をプレゼントしたいんだなぁ。武市先生、竜馬、久坂、稔麿・・・豪華メンバー出演の、他愛ないといえば他愛ない、以蔵の夏の一日 ~ 『以蔵の夏』。

 その他、松下村塾の面々、蘭丸と信長(ちょっと意外だった)などを描いた小品を収録。

 作者の“好き”が先行しすぎて、自己完結しちゃってるきらいもあるけど、その“好き”の溢れ具合はやっぱり微笑ましい。

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2010-09-11

気分はもう長州 : 義澄了

 ひきつづき、高杉晋作モノ。かなり古い漫画です。

 圧倒的劣勢の中、紋服姿で鉄扇を手に、シバ舟オテントを操り、幕府軍との海戦に臨む晋作の胸には、師・松陰、先に逝った同志たちの姿が。「三田尻回想」

 池田屋で多くの同志が散る。吉田松陰の下で共に学んだ吉田稔麿も・・・。「一人酒」

 「美女か醜女か見定めずにはおられん性質じゃ」・・・晋作とおうのの出会い。「おうの」

 久坂玄瑞、吉田稔麿、入江杉蔵、高杉晋作・・・萩の御城下で明日を夢見る若者たち。騒々しいことこの上ない松下村塾での日々。「気分はもう長州」

 「勝たずして何の戦じゃ」 「なんの、戦えば皆勝つ!」 散っていく同志たちを見送りながら、疾風の如く駆け、戦った高杉晋作の青春を想う。

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tag : 高杉晋作

2010-07-03

エセ竜馬かぶれ 番外 ~ 甲子顛末 : 義澄了

 竜馬は、望月亀弥太の回想の中にわずかに登場するだけだけど、『龍飛騰』には描かれなかった池田屋事件のくだりが尊攘派浪士達の側から描かれ、二作をあわせて読むとより話が立体的になる。

 元治元年六月五日、京都三条池田屋に参集した尊攘派の志士たち、またそこに関った者たち・・・中でも著者の思い入れが深いのであろう淵上郁太郎、吉田稔麿、望月亀弥太、北添佶麿、桂小五郎、吉岡庄助らの事件前後の数日間がしっとりと描かれる。

 凄惨な事件の陰にはそれぞれの人の色々な想いがあったはず・・・著者の愛に満ちた作品。

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2010-06-30

エセ竜馬かぶれ その4 ~ 龍飛騰 : 義澄了

ryuhitou
 1986年の発行だから、もう20年以上も前の作品。発行当時に読んだ時も、画面からはみ出しそうな男たちの勢いに、“面白い!”と夢中になったが、今読んでもやっぱりこれは竜馬モノ、いや維新の群像ドラマの傑作! 

 作者があとがきで「私が竜馬を描くのは、彼をだしにして、多くの人達を描けるからです」と語る通り、中岡慎太郎、武市半平太、勝海舟に千葉道場の若先生、佐那、長州の桂、高杉、久坂、薩摩の西郷はもとより、・・・いやむしろ彼ら以上に竜馬の海軍塾や亀山社中に集まった数多い若者達の青春が描かれる。

 改めて読んでみると『竜馬がゆく』を下敷きにした部分が多いことに気付くが、竜馬を中心に倒幕への流れをコンパクトに再構成したドラマづくり、そして何より、そのドラマの中で、笑い、怒り、泣く、男たちの表情の愛しさ、駆け抜けていく姿の爽快さは義澄了のオリジナルな魅力だろう。

 長州と朝廷の行く末を思い血涙に咽ぶ久坂玄瑞、紋服に白鉢巻、丙寅丸の上で軍扇をふりかざし大口をあけて笑う高杉晋作、各地の戦場を元気に飛び回る池内蔵太、吼える中岡慎太郎、懸命に武市の、竜馬の後を追う岡田以蔵、望月亀弥太、小言屋の陸奥陽之助。 ~ とにかくみんな暴発寸前の若者達ばかりなのだ。大きく流れを変えていく時代の中に飛び込み、沸騰する命を抱えてつんのめるように走っていく。

 竜馬の“男たらし”ぶりが微笑ましく、竜馬の周囲で泣き笑い、パチパチと弾けては花火のように幕末の空を彩って散っていく若き志士たちの、あまりに賑やかで生き生きとした“ありし日”に目頭が濡れる。

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2008-08-16

伊呂破丸―浪漫時代活劇傑作集 : 義澄了

 勤皇の志士たち、新撰組の面々、そして赤穂の浪士ら・・・歴史の中に、生きた跡を残した若者達の間に「あったかも知れない日々」。

 過去の時の中で大小さまざまな光を放つ星たちに想いを馳せ、彼らの輝きの時間を夢想する~ともすると、過度にセンチメンタルで、ウェットなファンタジー満ち満ちになってしまう、そういうコトを義澄了の勢いのある太めの描線は上手く中和してくれる。

 義澄了の愛情とペンによって、あまりに表情豊かに泣き、笑い、じゃれあい、飛び回る、歴史の中の若者たち。“後世の人間の感傷だよなぁ”って自覚しつつも、そんな日々が彼らの間にあったんだと信じたくなる ~ そういう気持ちにさせてくれる秀作。

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