2010-02-10

卒業生 冬~春 : 中村明日美子

 草壁くん、佐条くん・・・いやねぇ、『同級生』『冬』あたりまでは、二人の、キラキラと光って見えるような恋愛の純粋さは、目の前に未知の未来が大きく広がっている高校時代だからこそのものだと思ったのだよ。二人が別々の道を歩くことになったとき、大切な心の中の芯として、彼らの行く先を守り照らしてくれるような恋なんだと・・・。

 でも、そうかぁ・・・草壁くん、君はこの恋を全うすることにしたんだねぇ。佐条くんを伴侶として、この先も一緒に行く覚悟を、決めていたんだねぇ。若いのにエライねぇ。草壁くん、君は優しいねぇ・・・ 君は賢いねぇ・・・。(佐条くんは、主体的に恋をしているというよりも、草壁くんが発する光を受けてほんのりと・・・輝いているように見える。)

 そして、もう一人・・・原先生も・・・本気の恋だったのねぇ。『喜怒哀楽も露出は五割』な大人の、(失恋を噛みしめる)一瞬の本気の表情が切ないことこのうえなし。

 いやぁ・・・なんとも、いい作品に出会ったときの切ない脱力感を感じながら余韻に浸っていますが、ふと浮かんでくる思いは“草壁くんみたいな息子が欲しい”っていう母親願望だったりする;;;  草壁くんみたいないい子を育てたお父さん、お母さんは素晴らしいです、ホント。

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theme : 漫画の感想
genre : 本・雑誌

2008-07-05

同級生 : 中村明日美子

 や、や・や・や・・・これは良い漫画に出会ってしまった。

 長きにわたって、amazonから「オススメ商品」としてPUSHされ続けたこのコミック(私が“そういう”作品ばっかりクリックしてるからねぇ・・・)。根負けした形で購入したのだけど、これがなかなか良い作品で・・・。

 読後、ほんのりした幸福感と、心が飛んでいってしまいそうなノスタルジーと、痛気持ちいい苦さを思うさま味わいましたよ。今まさに、ここに登場する少年達と同世代の読者ならいざ知らず、私はもう、遠い昔にはじけた日々を懐かしむ目で読むトシですからねぇ。

  ピュア・・・なんだよなぁ。表紙の男子二人(ふわふわの茶髪がおバカで社交的な草壁君。黒髪+眼鏡が優等生の佐条君。)が恋をするんですが・・・二人とも「何かお前のこと好き~」っていう気持ちだけでいっぱいで、地面から足浮いちゃってて、手練手管なんてのにはまだまだ無縁なもんだから、ストレートに「どうすりゃいいの~???」ってなっちゃって時に暴発しちゃって。

 二人の恋と一緒に、きっと何年も経った後に彼らも思い出すに違いない「あの頃にあった事」「あの頃の気持ち」が丁寧に描かれているんです。

 高校生の彼らは、ちょっとずつ開けていく前途に「あと何回 一緒に帰ったり できんのかな」とか、ちらっと思ったりしながらも、やっぱり「お前が そばにいるから それだけでいい」って言えちゃうんだよなぁ。

 『そばにいる それだけでいい 
     そう言って君が くちづけた
             二度目の夏が来た』

 昔は私もそんなこと思ったことあるかもしれない。「いつまでこうやっていられるんだろう?」って、ふっと思ったこともあったかもしれない。でも、今となっては「そばにいるだけでいい」なんて絶っ対に言う気にもなれない自分の汚れっぷりが・・・沁みる。

 さらに言うなら・・・草壁くんの肘や手首の骨のぐりぐりや、腕の筋肉のつき加減が良いと思ってしまう自分の汚れ具合にもへこむ。

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